つくりびと展・六が終わって2日。
まだ、やりきった達成感の余韻と、ホッとした疲れが同居しています。
早く記事にしないと、フレッシュな気分が薄れてしまうので、
展示作品編・「iris」コンサート編・ライブパフォーマンス編の3つにわけて
レポしたいと思います。
まずは、展示作品編。
会場は、有形文化財にも指定されている蔵、油正ホールさん。
黒塗りの趣のある建物の扉を開けると、
中には14名の作品で彩られた素敵な空間が広がります。
中は、手前と奥の2室に分かれていて、今回私の担当は奥の部屋。
しかも、一番奥の大きな精米機が2つ並んだ裏の壁面。
最初、ここをお願いしますと言われた時、正直どうしようかと思いました。
でも、嫌と言えない性格。難しい課題なら、尚更クリアしてみたい変な強気(笑)
しかし、なかなかアイデアや構想は定まらず、
考えては悩み、悩んでは考え、いくつの案をボツにしたことか。
でも、アイデアはふと突然降って来るもので、
お盆休みで実家に帰った時に、閃いたのでした。
いざ、制作に取り掛かったのはもう9月になってから。
正直間に合うか不案だったし、今さら失敗も出来ないという状況だったけど、
何とか思い描くイメージ通りに完成♪
いざ、展示してみるまで不安は消えなかったけれど、
つくりびと仲間やお客様からも嬉しいお言葉も頂き、
この場所で、チャレンジしてみて良かったなぁと思いました。
特に嬉しかったのが、あるお客様から
「この部屋に入った瞬間、黒い機械の間の奥の、
花いっぱいの小道に引き寄せられて、
しばらくとても幸せな気分で見つめていました。
ありがとうございます。」
と言うお言葉を頂いたこと。
トールペイントをしている人、したことがあるって言う人は多いし、
私より技術的に優れた人は沢山いらっしゃる。
更に、毎年レベルの高い作家さん達が加わる中で、
このつくりびと展に挑戦し続けていることは、
本当は、大きな大きなプレッシャーでもある。
私は、まだまだ勉強途中だし、
精進しなければいけない部分がたくさんある。
それでも、私が描いたものに込めた思いを、
感じとって下さる方がいたこと、それが本当に嬉しい事でした。
ただ描くだけでなく、どう見せるかに挑戦した今回。
それは、目でどう見るかだけでなく、心にどう響くかということ。
それを感じてもらえる人がいたことを励みに、
また、オリジナリティー溢れる世界を描いていきたいと思います。
ありがとうございました^^